2017年01月31日

実写映画歴代最悪の駄作 バイオハザード ザ ファイナルについて

こんにちは
ゾンビハンターでございます
今回は、今年1月に公開されたはっきり言うとクソ映画であるバイオハザード ザ ファイナルについてです
批評するにはとりあえず見ないことには始まらないため公開日の週に見てきましたが内容は酷すぎます
実写映画歴代最悪の駄作 バイオハザード ザ ファイナルについて

まぁとてもじゃないですがオススメ作品のカテゴリーに加えられないのでバイオハザードカテゴリーでなぜ駄作なのかという記事とストーリー、登場銃器をまとめる記事に分割します
早速ですが、この映画の問題点について書き連ねていきたいと思います

1 最終章のくせに106分しかない
結構問題なのが、上映時間の短さ
2時間ありません
(例として、ローグワンは2時間13分)
バイオハザード実写映画シリーズの平均上映時間は約90分前後なのでそれを踏まえると一応長めに時間はとられてますが、シリーズ最後を飾るには短いです
また最終章のため説明が多いです
そのため実質アクションシーンは従来と変わりません

2 時間が足りないため、圧倒的説明不足
ストーリーは駆け足

時間の問題なのか5ラストのホワイトハウス攻防戦は映画では一切触れられません
シリーズ恒例の前編のラストから繋がるというのを半ば無視したという形になります
ホワイトハウスが荒廃した所から始まるので視聴者は置いてけぼりです
(前作からそもそも4年も空いてるので前作の薄い内容すべて覚えている方が少ないことも問題なんですが…)
ストーリーはとにかく移動!移動!移動!
1では守られた微妙な静と動のバランスなどどこへやら
48時間という微妙なタイムリミットは見ていて息苦しいです

3 新キャラクターは使い捨て
これは毎度恒例のことですが、名前がある新キャラクターは全員死にます
時間がないのでキャラ設定は肉付けされません
内容がペラッペラだけあってキャラもペラッペラです
また一応全員何年も生き抜いてきたベテランサバイバーのはずなのにあっさり死ぬので死の重みというのがまったくありません
それも毎度毎度やたらと壮大なギミックやBOWにやられてしまうのでもはや恐怖を感じるどころか笑いも出ません

4 新設定のいう名の後付け
今作は新設定が非常に多いです
ただでさえ、短いのに後付けをこれでもかいうほどねじ込んであるので混乱します
新設定もあっさり流してしまうので作品をめちゃくちゃにしている原因ではあります

5 クローンの多用
バイオ5から急速にクソ化している要因として、クローンの存在があります
正直な話、クローンがいれば人類滅亡しない上、ゾンビと戦う必要もほとんどないです
クローンにすべてやらせればいいんですから
4ではクローンアリスの全滅ということで収拾したものの、5ではクローンが大量登場
1のキャラクターが再度登場することに
これによりキャラクターの価値が大幅に下がりました
どんな悲劇的な死に方をしても、どんなに勇敢に最後を迎えても、またそのキャラクターが再登場する可能性があれば、感動もクソもないですから。
今作ファイナルでは、アイザックス博士のクローンと本体が登場することに…
アイザックス博士のファンがいらっしゃれば失礼に当たりますが、こんな脇役をラスボスに据えることはなかったはず…(怒)
謎の大物化に大抵の視聴者は驚いたはずです

6 原作キャラの大幅リストラ
今作登場する原作キャラはクレアぐらいしかいません
しかもポニーテールではないです
ウェスカーはもはやウェスカーではないです
他のキャラクターはすべて小説版のホワイトハウス攻防戦で死んだかそもそも消息が触れられません
レオン、エイダ、ジルという原作人気キャラクターをまったく無視した上殺したというのはバイオファンとして心外です
せめて死に様くらいは使うべきでしょう
5でレオン、エイダ、バリーなどを突っ込んできたのもまったく活きませんでした

7 アクションのしょぼさ
今作致命的なのは、アリス演じるミラさんがお産された影響のせいかアリス自身が行うアクションがほとんどありません
まったくないというわけではないですが、B級香港映画から持ってきたようなチープなアクションのみです
とにかく印象に残りません

8 無駄に壮大なギミック レーザートラップの酷使
今作アクションが微妙な割にギミックを使うシーンが多いです
(アンデットを焼き払ったり、巨大換気扇など)
ただし原作と同じように、壮大すぎるギミックはギャグにしかなりません
ゲームだとQTE連打しなければいけないシーンばかりで萎えます
またレーザートラップが1でウケたからといって、多用しすぎですね

9 ゾンビの扱いの雑さ
バイオハザードシリーズはゾンビと歩んできたといっても過言ではないですが、今作のゾンビはそうではありません
ひたすらアリスを追いかけるだけ
1では走らなかったのに、脚本の都合でひたすら走らされます
他のBOWの扱いも雑です

10 シリーズ全否定 サイボーグの登場
今作というかゾンビ映画はSFの部類にカテゴライズされることもありますが、あまりにゾンビ映画とかみ合わない設定がアイザックス博士に追加されました
バイオプラントという身体機能管理システムで予測戦闘ソフトウェアという相手の行動を読めるチートを使い超人化しています
事実上のサイボーグ化なわけですが、バイオハザードシリーズのボスは大体ウイルスで人外の力を得てるのに関わらず、マナー違反というか掟破りをしてしまったのです
しかもどうでもいいオリキャラのおっさんがラスボスとなるとストーリーはもはやクソとしかいいようがないです
オリジナル展開は、1も同じことですがなぜこんなに差が出たのか開いた口が塞がりません

今作は映画批評サイトでもボロクソに叩かれており、批判される方が大多数を占めるなか、辛うじて評価している方もグダグダストーリーが終わったことを評価する始末
ただし擁護もしますと興行成績は5より現段階の時点で上です
満足してお金を払ったのかは別ですが…
ミラさんの出産祝いとしては良かったのかもしれませんが、とにかく人に薦められる代物ではございませんのでご注意

(画像に問題があれば、削除いたします)




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Posted by ゾンビハンター at 12:18 │バイオハザード